『メニューブックの達人』店長の石田です。
いつも、「メニューブックの達人」をご利用いただき、ありがとうございます。
今回は入門編と題して、再入稿事項で最も多い
【トリムマーク(トンボ)】と【塗り足し】について解説いたします。
弊社の商品は原則、※完全データ入稿 をお願いしているのですが、
※完全データとは・・弊社で修正等が必要ないデータのことを指します。
不備があると再入稿としてお返しさせていただいております。
「あと少しで完全データなのに!」という実に「惜しい!」お客様も少なからずいらっしゃいます。
今回のブログは「惜しい!」を無くすために必見な内容となっております。
これを読めばデータチェック一発OK!?
面倒なデータ修正、再入稿の手間を減らすお手伝いができると思いますので、ぜひ最後までご覧ください♪
(弊社商品に限らず印刷物を作成する際は必ずと言っていいほど必要になる作業です!)
トリムマーク(トンボ)とは?
「トリムマークをつけて再入稿をお願い致します。」
このような連絡がきたことはありますか?
“トリムマーク(トンボ)”とは、印刷した紙を仕上がりサイズに断裁するときに必要な
位置合わせの「しるし」を指します。
折り加工があるときは折る位置を示す意味で使われることもあります。
※塗り足しについてはこの記事の後半で説明いたしますが、仕上がり線内の絵柄・デザインを3mm引き延ばしていただいたものになります。
「トリムマーク(トンボ)」には2種類あります。
・内トンボ … 仕上がり線(印刷物が実際に仕上がるサイズ)を指します。
・外トンボ … 通常内トンボから3mmあいた箇所に配置します。
★内トンボから外トンボの間は塗り足し部分となります。
トリムマークがないと、どこで断裁していいか不明なため再入稿となってしまいます。
基本的に弊社テンプレートのまま入稿いただければ、NGになることはありません。
【トリムマークの作り方 ※illustratorの場合】
動画で詳しく解説しておりますが、トリムマーク(トンボ)は自動的に四隅に配置されます。
すべて合わせて「角トンボ」とも呼びます。
変形サイズ(A4・B5…など正寸以外)で製作ご希望の方はトリムマークの位置を
修正いただく必要があるのですが、修正が難しい方はお問い合わせください!
商品タイプと仕上がりご希望サイズを教えていただければ
弊社でテンプレートを作成いたします♪
塗り足しとは?
「塗り足し四方3mmを付けて再入稿お願い致します。」
このような連絡がきたことはありますか?
仕上がりサイズよりも外にある、断裁される部分のことをいいます。
断裁されるなら、いらなくない?と思うかもしれないのですが、ココが重要です!
なぜ?
印刷物は仕上がりサイズよりも大きな紙に印刷後、断裁機でまとめて断裁します。
その際に多少のズレがどうしても生じてしまうため、
絵柄・デザインを仕上がりサイズぎりぎりにレイアウトしてしまうと紙そのものの白地が見えてしまう可能性があります。
これを防ぐために、絵柄・デザインは四方3mmずつ大きく作る必要があります。
余分に3mm大きくはみ出した部分が 塗り足し です。
塗り足しがないと・・
意図していない白地が見えてしまうことがあります。
極力見えないように製作させていただくのが「メニューブックの達人」なんですけどね!
ここで再入稿となるNG例とOK例をご紹介いたします。
【NG例1】
①塗りたしの3mm分が作成されていない。
※「スジ」とは、紙に折り目(折り筋)をつける際の位置を示すものです
【◎OK例】
塗り足し部分に、画像や色が伸ばされています。
【NG例2】
②文字・重要なデザインが仕上がり位置や、筋位置に近い場合。
これもズレにより文字やデザインが切れてしまう可能性があるので再入稿をお願いしています。
仕上がりライン(水色の部分)より3mm以上内側に入れていただければ安心です!
【◎OK例】
文字や重要なデザインが3mm以上内側に配置されています。
塗り足し部分にも画像や色が伸ばされていますね!完璧です。
メニューブックの中身の印刷(中面印刷)で、1枚の紙に2ページ分印刷し真ん中で折るような仕様(2つ折り・ハトメ綴じに挟む用の中面印刷)など、折り加工がある場合…
綴じ代20mmの位置は表紙カバーに挟んだ際に見えなくなってしまうので、
重要な文字やデザインは避けてください。
~メニューブックの達人からのお願い~
上記で塗り足しについてご説明しましたが、
一部商品では塗り足しサイズが異なりますので
製作の際にはご注意ください。
グラフィックタイプ、クロス生地グラフィックタイプ
デザインテンプレートはこちらからダウンロードできます。
まとめ
今回は『トリムマーク』と『塗り足し』についてご紹介いたしました。
少し地味な存在ですが…綺麗なメニューブックを作るためには必要不可欠な存在なので、忘れずにつけてくださいね!
メニューブックの達人の利用のみならず他社様の印刷会社利用時でも、参考になれば幸いです。
今後もデータの作り方やおしゃれなデザインの作り方などご紹介していきます!
知りたいことやブログ内容についてのご要望があればお気軽にお問い合わせください♪
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